東京都議会 公営企業委員会は、4月末に福岡市にて、渇水、洪水、交通をテーマとして視察。

一級河川がない福岡市は、過去に大きな渇水があり、長期的な給水制限を経験。そのことから、下流の取水場からポンプで水をくみ上げ、ダムに貯水をする貯留ダム、長谷ダムを建設。
当日は、ポンプで水を汲み上げている様子を見学し、ダムの構造も確認。
一方、渇水対策は、市民の節水意識も重要。福岡市民の一人当たりの水使用量の少なさは、全国でもトップレベルです。

また福岡市は、博多駅周辺で過去に２度、甚大な浸水被害が発生した経験を持ち、山王雨水調整池を整備。
約1.8メートル掘り下げて作った野球場を大雨の際は調整池とする、グランド地下に整備した巨大な空間など、大量の雨水の貯留を可能とした構造はゲリラ豪雨や台風などによる浸水被害の軽減へ向け、参考となる取り組みでした。

今回の視察を参考に、委員会等でしっかり議論を深めてまいります。