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都政改革委員インタビューvol.7 藤井あきらさん(府中市)

 

 

ビル・ゲイツのマイクロソフトで鍛えられた「現場力」

 

―藤井さんはどういった経緯で政治家になることを決意されたのでしょうか?

 

私は日本マイクロソフトで、企業に対して、システムを提案する仕事をしていました。営業先は、商社などザ・日本企業という感じの会社が多かったので、実際にはITを利用したシステムだけでなく、「仕事をいかにうまく回すか」とった働き方を含めて提案させていただくことが多かったですね。

 

日本マイクロソフトという会社は、ITツールを使って、「いつでも・どこでも働ける」環境が整っていましたから、私自身も、お客様に対して働き方を提案しながら、フレキシブルな働き方をしていました。家族が入院することになった際には、病院から電話会議に参加したり、病室へ行ってからお客様先に訪問したり。ITを使って働き方を変えていく仕事をするうちに、もっと根本的なところで仕組み・制度を整え、「働き方改革」に携わっていきたいと思うようになり、政治の世界に足を踏み入れました。

 

 

 

―藤井さんがこれまで積まれてきたキャリアのキーワードとして、「働き方」「効率化」といったことが挙げられるかと思うのですが、民間企業でお仕事をされてきた藤井さんの強みは、政治の中でどのように生かされるとお考えでしょうか?

 

働き方を変えていこうとするときに、やはり、今までのやり方を変えることに抵抗を感じる方もいらっしゃるんですね。ですから、メリットを提示した上で、例えば企業を表彰したりですとか、税制上の優遇措置をとったりですとか、民間企業に対してインセンティブを持たせるアプローチがあると思っています。これまでの補助金を出すだけという政治から、視点を変える必要がある。民間企業出身者だからこそ、そういった「現場力」を活かした提案をしていきたいです。

 

 

 

京都大学で磨きあげられた「対話力」

 

―まだあまり情報が出てきていない藤井さんということで、本日はプライベートな情報をどんどんお聞きしていきたいと思います。藤井さんはどのような学生生活を送られたのでしょうか?

 

京都大学では、大学の寮に住んでいたんですけれども、学部も年齢も国籍も関係なく、多種多様な学生が集まっていましたね。議論好きな人間が集まる校風ですから、毎晩のように寮で議論が起こるんですよ。おもしろいと思ったのは、みんな自分の専門の視点から、話しをするということ。時代劇を見ているときに、農学部で雑草の研究をしている先輩が、「このシダは外来種だから、この時代にあるのはおかしい!」って言い出したりして(笑)そのときの経験が、「多様な人間の意見を聞いて、相手の視点に立って、物事の根っこの部分を理解する」というダイバーシティの感覚につながっていったように思います。

 

 

 

妹との思い出の土地・府中

 

―藤井さんと府中市との関わりを教えてください。

 

府中市は歴史があって緑がゆたかで、風がさわやかな街ですよね。5年ほど前、妹が病気になってしまって、住環境が良い府中に引っ越してきたんです。妹は2年半前に永眠したんですけれども、私にとって妹は、かけがえのない存在でした。3歳年下の妹が生まれた時、候補の名前の中から「あやか」という名前を選んだのが、私の一番古い記憶です。そんな妹との思い出が詰まっている府中のために働きたいと考えています。

 

姪の七五三の時に、兄妹3人で。「かけがえのない兄妹です」

 

 

 

「私たちは議員になるために政治家になるわけじゃない」

 

―藤井さんはジャーナリストとして、都政に関する報道をされてきましたが、そんな藤井さんから見て、小池都知事はどのように見えますでしょうか?

 

まず目を見張るのは、発信力のすごさですね。どういう風に言えば相手に伝わっていくのかをきちっと考えられていて、わかりやすく伝えていく力がある。失言をする政治家が多い中で、小池都知事のような発信力のある政治家って、日本にはなかなかいないタイプだと思いますね。

 

―インタビューを通して、都民ファーストの会そのものが新しいと言いますか、本質的・効率的である印象を受けました。

 

そうですね。私が入社したマイクロソフトは、新人がいきなり現場に入れられて「自分で考えてやれ!」っていう社風でした。「このお客様をどうしたいのか?」という「思い」を大切するように上司からは常に言われていましたね。自分の「思い」を大切にしながら、困ったときは周りに助けてもらって、基本は自分で動いていく。

 

そういうスタンスって、都民ファーストの会にも共通するものがあると思っています。ベンチャー企業的と言いますか……。誤解を恐れずに言えば、私たちは議員をやりたくて政治家になったわけじゃなく、やりたいことがあって、政治の世界に入ってきたんです。都民ファーストの会そのものが新しい「働き方」を社会に打ち出していけるのではと思っています。

 

 

祖父の80歳のお祝いに、祖母の織った大島紬を着て。「祖父は大工、祖母は大島紬の名人でした」

 

 

 

プロフィール

藤井あきら(ふじい・あきら)1982年5月18日、世田谷区出身。35歳。京都大学経済学部を卒業。北陸先端科学技術大学院情報科学研究科を修了。日本マイクロソフトに勤務後、株式会社ロイヤルゲート役員、ジャーナリストとして都政を精力的に取材。

 

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