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都政改革委員インタビューvol.13 山田ひろしさん(三鷹市)

 

 

法律のプロフェッショナルとして、みんながイキイキと働ける社会に

 

―山田さんはどういった経緯で、今回都政にチャレンジしようと思われたのでしょうか?

 

2008年から西村あさひ法律事務所で働きはじめまして、弁護士としてさまざまな企業の方とお仕事させていただいたのですが、みなさん勤勉で・優秀で、一生懸命働かれているにも関わらず、本来的でない仕事に足を取られて、エネルギーを消費してしまっている状況にショックをうけました。

 

細かい暗黙のルールがたくさんあって、何を決めるにしても上司の許可が必要ですとか、社内向けの書類作りに膨大な時間が必要ですとか、箸の上げ下ろしまで指示されるような状況では、新しいことにチャレンジしていけませんよね。それでは日本の経済自体も上向いていかないわけです。

 

 

 

目の前で働いていらっしゃる方たちがどうやったら本来的な仕事に精を出すことができるだろうか、自分に出来ることは何だろうかと考えたときに、法規制も含めて、ルール自体を変えていきたいと思ったんです。もっとイキイキと働いていただける社会を作りたい。そのための、環境づくり・ルール作りをしていきたいと思いまして、政治の世界に足を踏み入れました。

 

 

 

法律のプロフェッショナルとしての経験を活かしたい

 

―山田さんは弁護士、ニューヨーク州弁護士でいらっしゃいますけれども、山田さんのスキルは政治の中でどのように生かされるとお考えでしょうか?

 

 

法律の実務をこなしてきたわけですから、やはり第一は法律に詳しいということですね。都議会の仕事は、ルールを作る・条例を作るということだと思いますけれども、今までは都庁の職員さんのほうに任せっぱなしになっている状況でした。でも、これからは有権者によって選ばれた都議会の方でも、ルール作りをしていかなければならないと思っています。私は法律のプロフェッショナルとして、条例がどういうものなのかわかっているわけですから、その点で貢献できる自信はあります。

 

もう一つは、交渉能力ですね。たとえば、会社を買収するときに、一方の代理人として二者のあいだに入って利害関係を調整して、ベストな落としどころを見つけるということをやってきました。交渉するときには、「自分の手元にある資料・証拠は何か」「相手はどんな資料・証拠を持っているのか」「相手の思惑は何で、どういう主張をしてくるのか」「相手はどこまで妥協できるのか」などを、相手の出方を見ながらやっていく必要があります。政策形成の場というのも、みなさんの利益に配慮しながら、ベストな解決策を見つけていくという点では同じですから、プロである弁護士としての経験が活かせると思っています。

 

ニューヨークの保育園での、父の日のイベントにて。

 

 

―ここからは、山田さんのプライベートについてもお聞きしていきたいと思います。現在5歳と2歳の息子さんがいるとのことですけれども、山田さんはご家庭ではどんなパパなのでしょうか?

 

弁護士になったばかりのときは、仕事がなかなかハードで子どもとの時間があまり取れなかったので、最近は反省しまして、時間があるときは朝、幼稚園に送ったりですとか、長男の自転車の練習につきあったりですとか、家族の時間を大事にするようにしています。三鷹のあたりは都会の便利さもありながら郊外の雰囲気で、明るくていい街ですよね。先日家族みんなで井の頭公園に行って、シャボン玉を飛ばして遊びました。

 

私、見た目が堅苦しいとか、堅物だとか言われがちなのですが、本当はそんなに堅苦しい人間ではないんですよ。気の利いた冗談とかは、言えないんですけれども(笑)お見かけしたらお気軽に話しかけてください。

 

家族でプール。プールサイドにて。

 

 

 

プロフィール

山田ひろし(やまだ・ひろし)1984年7月4日、三重県桑名市生まれ。32歳。東京大学法学部を卒業後、2008年より西村あさひ法律事務所に弁護士として勤務。米国コロンビア大学ロースクールに留学、法学修士を取得後、米国法律事務所クリアリー・ゴットリーブ・スティーン&ハミルトンに勤務。弁護士・ニューヨーク州弁護士。2児の父。

 

 

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