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都政改革委員インタビューvol.20 清水やすこさん(西多摩)

 

 

 

都議会の「マルサの女」として、都政の決算を見ていきたい

 

―清水さんはどういった経緯で政治の世界に足を踏み入れられたのでしょうか?

 

これまで国税局職員として20年以上、税務調査(注・「きちんと税金が納められているのかを調べる仕事」)をしてきました。海外取引にも携わる中で、税金対策のために富裕層の方々がどんどん海外に流出してしまうのを目の当たりにしてきたんです。税制改正などで対応するのは当然ですけれども、そもそも日本から逃げていってしまわないよう、政策そのもので東京を魅力ある街にしていかないといけないなと思っておりました。

 

私生活では、子どもの保育園の送り迎えが一段落し、介護も落ち着いた時、衆議院の公設秘書をさせていただけることになったんです。そこから、政治の世界に足を踏み入れることになりました。

 

 

 

―清水さんの国税局職員としてのご経験は、都政の中でどのように生かされていくとお考えでしょうか?

 

まず1つは、「お金の番人」の役割ですね。みなさんの関心は、予算の方には強く働きますけれども、どうやって使われたのかという決算の方には、あまり関心が払われていないのが現状ではないでしょうか?国税局での経験だけでなく、税理士と経営学修士(MBA)の知識も生かしてチェックしていきたいですね。

 

2つめは、「情報公開の仕組み作り」です。今皆さんが納めた税金がどのように使われているのか、黒塗りばかりでは納得のいく情報を得ることができません。「誰がその金額を支払っていいと決定したのか」「その金額は妥当なのか」「その決定に関する書類をいつまで保存するのか」など、会計の分野では当然だったことを、条例できちんと定めて、納得のいくような情報公開をできるようにしていきます。

 

 

 

両立の秘訣は「完璧なママであろうとしないこと」

 

―清水さんのプライベートについてもお聞きしていきたいと思います。5人のお子さんがいらっしゃるとのことですが、お仕事と子育ての両立は大変だったのでは?

 

4男1女なんですが、それはもう、想像を絶する大変さでした(笑)。最初は自分で何でも楽しんでこなそうとしておりましたが、段々それだと苦しいな、と。男の子でも、女の子でも、自分のお弁当くらいは自分で作るようになりましたし、子どもはずいぶん強く育ったと思います。

 

ワーク・ライフ・バランスを維持する秘訣というものはないのかもしれませんが、あえて挙げるとすれば、「完璧なママであろうとしないこと」「早めに助けを求めること」「感謝すること」でしょうか。教育方針については、「お腹いっぱい食べて、遊びたいと思ったら遊んで、やばいと思ったら勉強してください」というくらいですね。1人目・2人目のとき、自分の理想をおしつけちゃって、7カ国語身に着けてほしいな…なんて思っていましたが、私の希望を押しつけていることに気づきました。以来、反省してやめました(笑)

 

 

 

 

教えていただいております! 福生から奥多摩までの政党活動

 

―今回清水さんが活動されている西多摩地区は、ずいぶん範囲が広いかと思うんですけれども、政治活動はどんな感じでしょうか?

 

多摩地区は、東京都の面積の3分の2を占めていますから、7市町村あって、とても広いです。福生から奥多摩まで、車でも1時間半かかります。政党活動は、毎朝、駅や道路に立って演説をしておりますが、巨大なスピーカーをのせられるママチャリで、福生市・羽村市・あきる野市・瑞穂町を回っています。それから、檜原町・日の出町、奥多摩町を回るのは軽自動車ですね。靴は、もちろんスニーカーを使っています。もう2足履きつぶして、現在3足目なんですよ。なんだか部活みたいですね(笑)

 

多摩地区は、農業、林業、水産業、酪農があって、本当にバラエティ豊かです。一方で、交通インフラや下水道などの多摩格差なるものも存在しています。例えば、実際に子供が産める病院が無く、毎月の検診が大変であるとか、災害や豪雪の際に交通がストップしたとか、さまざまなお話をお伺いしています。山の所有者がはっきりしない「分収林」のお話も聞かせていただいていますね。

 

余談ですが、「豚のフンはオスとメスのどっちが、価値があるか」ご存知ですか?オスのフンのほうが、価値が高いというのを、このあいだ地元の方に教えていただきました(笑)。これからも謙虚に、西多摩地区のために頑張ってまいりたいと思います。

 

 

 

プロフィール

清水やすこ(しみず・やすこ)1967年4月5日、千葉県柏市生まれ。50歳。税理士。グロービス経営大学院修了、経営学修士(MBA)、20年以上の国税局勤務の後、平成25年、衆議院議員公設第一秘書に転身。政治の世界に足を踏み入れる。義母と実夫母の介護を経験。現在、清水康子税理士事務所所長。職業人として、子育て経験者、介護経験者として政治改革の必要性を感じ小池百合子代表の主催する政治塾「希望の塾」に参加(1期生)。小池知事の東京大改革に共鳴し、都民の目線で大改革を推進すると共に、税の専門家として税金の使われ方にメスを入れる。5児の母。

 

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